涙のクレジットカード現金化
涙のクレジットカード現金化
そのころ私は大恋愛の真っ最中で、日も夜もなくあつ男性のことを思い詰めていた。
けっこう遠距離恋愛に近いシチュエーションで逢えない日々をつらい思いをして過ごしていた。
それでも週末にはなるべく仕事をやりくりして必ず逢えるようにしていたが、
そのうちに仕事が殺人的に忙しくなりひと月に1度逢えるか、
くらいの頻度になってしまった。久しぶりにかれに逢えたその夜、
彼は私の家に泊まって行ったがその代わりに翌日は朝早くから出なくては行けない用事があると言われまだ暗い次の日の朝、
駅まで送って行った。彼を見送って帰って来た時、
彼の服が掛けてあった。コートハンガーの下に何かが落ちていた、
拾ってみるとクレジットカード 現金化だった。
彼のコートのポケットから落ちた物に違いない。
私は不意に喜んだ。これはとても重要な品だから、
連絡するとすぐにも、ひょっとするとまた、
今夜にも逢いに来てくれるかも知れない。そう思ったのだ。
そのクレジットカード現金化は紺色で男性らしい風貌の彼の印象にぴったりだった。
なにか失った人の形見でも見る思いで私はそのクレジットカード 現金化を愛しく感じた。
彼が出勤したした頃を見計らってすぐに私は連絡した。
一瞬間があって、「そう、じゃあ書留で送ってくれよ」と言った。
「わかったわ今日中に送るね」けなげに言ったものの、
心中はさみしかった。期待した自分がバカみたい、
とさえふと思った。その直後電話が鳴った。
「ごめん、やっぱ今晩とりに行くわ」心変わりの理由がなんであろうとかまわなかった。
その晩彼に逢えたのだから。クレジットカードのおかげで。